「やっちまった、正」
解説
人生の中で失敗はつきものである。
たとえどんな成功者といえども、なんらかの失敗をしているものである。
谷口正57歳はついに会社の金に手を付けてしまった。
178万という金額は、返せるか返せないか非常に半端な金額であった。
バブルも無かった正だが、そのつけだけはボーナス無しという形でしっかり会社から取らされている。
その反動のイメクラ、ランパブ遊びがつい、会社の金に手を付ける結果になった。
平社員で一番の年寄りと言う理由だけで組合の会計係を頼まれてしまった為に起きた事故である。
果たして正は明日の決済日に無事ごまかせるのだろうか?。
いっぱい飲み屋のおでんで一人涙を流す正であった。