ツバメに恋した雀が
ラブレターを書きました。
木の葉が三枚。
雀にとっては大作です。
一枚目の木の葉には
ツバメさんあなたの飛ぶ姿は美しくとても綺麗です。
二枚目の木の葉には
あなたのその早さ、素晴らしい事。
三枚目の木の葉には
そんなあなたを尊敬し愛しています。

雀はツバメを追いかけます。
しかし、いくらツバメを追いかけたところで
追いつくものではありません。
がんばって、がんばって追いかけましたが、
どうして、追いつけません。
やがて、雀は心臓が耐えきれなくなり
飛んでいる途中で死んでしまいました。
雀とともにラブレター3枚が地面に落ちていきました。
そのうちの1枚を拾ったのは、その葉を食べようとした芋虫さんでした。
芋虫さんは葉を少し食べたところで、
その葉が手紙だと気がつきました。

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