猫から見ると

猫から見ると

人間は全ての動物の中で一番大きな動物なのである。

猫は動物園には行かないし、猫は人間の生活圏内で過ごしているからだ。

猫がよく見る動物は、犬、ねずみ、カラス、雀、ノミ、昆虫くらいなもので
たいした大きさのものはいないのである。

猫もたまにTVを見るが、TVの中の像やカバなどは
結局はTVより小さいのである。

よって、猫達は、動物の中で一番大きいものは人間であると思い込んでいる。

もちろん、中には、人間より大きい動物を見た事がある猫もいて、
その事をいいふらすのだが、別段、そんな事はどうでもいいものだから、
猫達には浸透しないし、見た事もないものを信じるヤツは猫にはいないのである。
第一、大きいからこそ、地球で一番になれたと考えた方が
猫からは自然なのである。

猫にとって大きいものが、小さいものへ、
エサを分け与えるのは当たり前の事なので、
人間が猫にエサを与えても
とりわけありがたみを感じる事もないのである。

人は猫から一番大きな動物だと思われている事を忘れているのだろう.

犬でさえ、自分の尿の匂いがしない所を
えらそうには歩かないのに。

自分の尿の匂いがしない場所も
自由に好き勝手に行動している。

大きい事をいいことに偉そうすぎるのである。

人間はこの地球で一番大きい動物なので
謙虚に生きるべきだと
猫から見ると そう思うのである。

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